京都デサイナーズウィークのイベントの一環で建築のプレゼンテーション展が北国銀行で開かれました。
僕は、愛知県犬山市で計画しているレストランカフェを併設したシニアホームのSARAのプレゼンテーションを出展しました。
模型とビデオプロジェクターを使って、街の中で街の暮らしと関わりながら生活するシニアホームの未来を提案しています。
僕はかねてから身障者や老人など社会的弱者の為の施設をデザインしたいと考えていました。
今まで僕の知る限りのこういった施設は、そこにいる人達よりケアする側の便利さや使い安さをベースにデザインされているように思います。もっとひどいところはそれさえ考えず無味無臭な経済効率のみを追究したとしか考えられない施設も少なくないようです。
SARAではこのような環境で生活する人達の側に立って総てをデザインすることから始めます。まず自分が介護される側にたってどのような環境で生活したいかを考えます。自分が年を経てこのような施設で生活するならば…を考えてデザインします。このようにして当たり前でそれゆえに画期的な施設をデザインしています。来秋竣工予定です。この施設のデザインについてはまた書きます。