「SferaBarSATONAKA」

2005-12-29

20代の頃はよくバーで飲みました。ほとんど毎日のように何処かしらのカウンターで飲んでいました。そこにはいつもの顔があり、他には無い特別な世界がありました。
この頃は旅先のホテルで飲むくらいで、特に京都に居る時にバーで飲むことは滅多にありません。思えば寂しいものです。
そんな僕が久しぶりにバーをデザインしました。
Sferaの真城さんとBarMOONの里中さんのクセモノ二人が一緒にBarをするということでデザインさせていただきました。
”月の残像”というテーマでデザインしました。陽の光りを反射しない新月の夜も記憶の中にある月はその残像として残るものです。究極の光りは闇の中でしか感じることができないもので、もはやそれは記憶でしかないと思うのです。
今までのConceptや手法に頼る事なく、全く新しいこと、挑戦的なこと、好き嫌いがはっきりするようなデザインにしました。ここが、デザインの議論の元になれば良いと思います。
とにかく、「SferaBarSATONAKA」が出来たことで僕も京都で飲むことが少しは増えるでしょう。良いのか…悪いのか…

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