駅から車で田舎町抜け、雑然とした森を超えるといきなり緑の牧草地、なだらかな丘が見えてきた。
元は日本陸軍の演習林であったこの森を切り開いてこの牧場が創られた。 小さな馬が一日中草を食み、丘を越える優しい風がその鬣を優しく揺らせている。
京都から4時間新幹線を乗り継いで訪れた事のギャップ。 時間とはこのように流れていくモノだ。人はこのような場所で生きていくものだ。
(辻村久信)