パーソナルチェアーとスツール/"ASPLUND CONTRACT 2009-2010"より

2009-05-25

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空間のデザインの中で必然的に生まれてくる家具のデザインとは別に、プロダクトデザインとして依頼される場合も有りますが、その場合もかならず仮想の空間を想定してデザインします。別にデザインのプロセスを決めている訳では有りませんが、必然的に空間の中での用途が有りかならずストーリーが有ります。かといって出来上がったものがそのシチュエーションで使われる事が条件では有りませんし家具を使う人は実に様々にそれぞれのオリジナリティを発揮してそれぞれの空間で表現します。僕にとっては、自分の創造の範疇を超える事が刺激になるし、デザインしたものがその空間にあわせて変容していく事を喜びと感じるのです。

このパーソナルチェアーとスツールは、旅館の浴室に併設されたリラックスルームをイメージしてデザインしました。
"ASPLUND CONTRACT 2009-2010"で販売しています。

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セブ島の工場でのサンプルチェックの様子。初期の段階でフォルムの確認///
(辻村 久信)

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