京都の修学院にある月輪寺町の住宅の設計をさせて頂いています。
曼殊院の近くにあり、外観の規制が厳しい京都の中でも、特に厳しい地域にあたります。
クライアントはイギリス人の方で日本人のパートナーの女性と一緒にお住まいになられる住宅になります。
今回は打合せと使用する木材の確認をするため、
岐阜県の白木建設さんへお邪魔しました。
白木建設さんは元々、材木屋として創業(半世紀以上前)されている事もあり、
今でも自社にて丸太からの製材を行っておられます。
豊富な木材の知識と高いレベルの木工技術をお持ちの工務店で、
主に神社仏閣の工事をされています。
今回御縁があり「月の家」をお願いさせて頂く事になりました。
構造材の五寸角の桧柱です。
実際には仕上で隠れてしまう材なのですが、
表面は奇麗に鉋掛けが施されていました。
通し柱は五寸角、普通の柱は4寸角を使用します。
木造の住宅にしてはかなり重厚な構造です。
強固な構造を持ちながらも無骨にならず、
木造本来の軽やかな印象を持った家になるように
これから細部の納まりを詰めていきます。
(moonbalance/西川 裕二)