21号の辻村自邸に引き続きまして、設計を担当させて頂きました住宅「-終の栖-tsui no sumika」が掲載されています。(P78-P85)
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私たち日本人の木と土と紙を使った建築文化、
それ以前の原始的な家に対する記憶のようなもの。
子供が家というものを認識する初歩的な形状。
それがイコンのように黒い御影石を積み上げられたボリューム。
それは太陽が創り出す影のように存在を曖昧にしながら環境に同化する。
生活空間はそれと共鳴しながらも環境に対して大きく開かれており、
住人(人体)に近づけば近づくほど有機的な素材で構成され、
同じ生き物として共生できうる環境を造る。
それが彼らの終の栖となる。
辻村 久信
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