4月17日から開催のミラノ・サローネ 2018にて「Yamakawa Rattan / SobaChoco Chair」を発表します

2018-04-06

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2018年4月17日から開催されるミラノ・サローネにて辻村久信がデザインしたスツール「SobaChoco」を発表、展示いたします。
これはヤマカワラタンジャパン株式会社の依頼により、インドネシア原産の籐とその籐編みの技術を用い、日本の伝統的な工芸、技術とのコラボレーションによる商品開発を行ってきた、そのひとつの商品です。
世界で最も大きく、世界中のバイヤーやデザイナー、アーティストが集まるインテリア見本市「MILAN DESIGN WEEK 2018」で、この新製品を発表する運びとなりました。会場は「Galleria Rossana Orland」。ぜひ多くの方にご覧いただければと思います。


会期:2018年4月17日(火)〜22日(日)
   17(Tue)〜22(Sun).4.2018
会場:GALLERIA ROSSANA ORLANDI
   Via Matteo Bandello, 14/16, 20123

・Client:ヤマカワラタンジャパン株式会社 Yamakawa Rattan Japan Inc.
・Design:辻村久信 Tsujmura Hisanobu(moon balance Inc.

・Photo:Studio MacCa
・Graphic Design:gridGraphic




■ デザイン・コンセプト Concept

SOBACHOCO 共に生活する生き物としての椅子

有機的である人はものに対して、造形や機能性だけに惹かれるのでは無く、そのものを創る人や生まれる背景や物語に共感します。
手業で創る工業品である籐編みに陶器の窯変が創り出す偶然の色彩、鍛鉄によって生まれる表情の微かな揺らぎが寄り添う事で生まれる新しい伝統の表現。自然の力を借りながら、丹精込めて丁寧に手業で創る工業品は、生き物を育てるかの様な暖かさに満ちています。
私にとってSOBACHOCO CHAIRは、一緒にいる事で幸せになることができる「共に生活する生き物」としてあります。

SOBACHOCO: A chair as a living thing, living with us

A human, an organic creature, feels empathy not only for the design and function of a thing but also for its creators, background and story for making.
A rattan handicraft product meets accidental color of ceramics generated during firing and subtle change in surface of wrought iron, and consequently creates new expression of tradition.
Handicraft products made painstakingly and carefully with the power of nature are full of something like warmth that gained from raising a living thing.
For me, the SOBACHOCO CHAIR is 'a living thing that lives with me' making me happy.

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