前回の記事でご案内を掲載致しました、今週末から京都文化博物館で行われます「新鋭選抜展-琳派FOREVER-」。

弊社でデザインをさせて頂いた、ニッポン画家、山本太郎先生の展示会場・別館ホールでも着々と開催に向けて設営がすすめられております。

重要文化財にも指定されている歴史ある別館ホールの建築の中に、儚い町屋建築を再現した空間を浮かび上がらせ、通り庭に見立てた通路から山本太郎先生の作品をご覧頂きます。

今回は空間構成の素材として、白のボイル生地と、黒の寒冷紗を使用し、それらを2階の手摺からワイヤーでつりあげ、町屋のシルエットを浮かび上がらせました。

これがなんとも大変な作業。。ワイヤーがたるまないようにピンッと吊り上げ、ゆがみやしわを手作業でのばしながら、ひとつひとつ調整をしていきます。

こちらは、ステージ下の配線工事の様子。丁寧な施工、本当にありがとうございます。

こちらは、開催時にはご覧頂くことができない2階からのカット。より、空間のシルエットがおわかり頂けるかと思います。今はまだ真っ白の空間ですが、明日には山本太郎先生の作品も搬入され、ライティングを行い、最後の追い上げとなります。

なんと今回は緊急出品が決定した、山本先生の最新作、「『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』風神レイ＆雷神カイロ・レン屏風」も展示されます。山本先生の、楽しく華やかな作品がこの空間にどのように展示されていくのか...！

是非、皆様お誘い合わせの上ご来場頂き、「日月(じつげつ)の庵(いおり)」をお楽しみ下さい。

(スタッフ：王治 菜穂子)