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山本太郎氏の絵画作品群を、京の町家からイマジネートされた空間に展示。重要文化財指定・京都文化博物館別館の建築の内部に、もうひとつの儚い町家建築を見立てています。
発泡スチロールを用いて畳の間を表現し、上から吊り下げられた生地幕は壁を思わせ、幕と幕の隙間は柱を連想させます。
月明かりがそれらの輪郭だけを浮かび上がらせ、希薄な空間「日月の庵」に山本太郎氏の琳派の室礼を創り出しています。