SARA home

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PHOTO : Nacåsa & Partners / 繁田諭

NOTES

SARA/街に開かれた『終の窠』・・・レストランカフェを媒体として

『終の窠』を考える時、町から離れて静かな自然豊かな環境を望む人もいれば、今まで暮らして来た町中の環境を望み、終世、街とかかわり合いながら暮らしてゆきたいと考える人もいるはずである。真に快適な生活とは、どちらか一方を選択する事ではなく、様々な選択肢があるという事が豊かな暮らしに繋がるのではないかと考えている。
SARAは、
「人は人との関わりの中でのみ、人として生きていく事ができる。それは、人としての尊厳を表す。『終の窠』として安全で安心で快適であるばかりでなく、街に対して大きく開かれた場所でなくてはならない。」をコンセプトにレストラン・カフェを媒体として、街に開かれ、様々な年齢層の人たちが集まり、そして関わり合いを持つ事によって新しいコミュニケーションを創造する老人ホームとして計画されました。
犬山城の城下町であるロケーションに自然と溶け込みながらモダンな印象を付けるため
建築のファサードデザインは、犬山の町並みにある建築的モチーフを使い(屋根勾配や面格子の断面形状など)それを純化する事で、歴史的な町並みに違和感無く新しい建築のデザインを創りだした。犬山祭りなど街の行事の時はこの面格子が取り外され、オープンカフェとして広く街の人達が利用できる様に計画している。
施設内の構成は、沙羅の木が立つ中庭を中心に表通りに面したレストランカフェとエントランスや休憩室、浴室、外来者の宿泊施設などの共有部分である1階、主に単身者向けの居室となる2階、夫婦で入居される人達用の居室の3階となっている。
中庭を介して圧倒的に明るい空間と自然素材を多様し肌触りの優しいインテリアデザインにしている。"

SPECIFICATIONS

WEBSITE
http://www.okabegeka.jp/info/4-0.html
所在地
愛知県犬山市大字犬山字東古券641
641 Aza-higashikoen,Oaza-Inuyama,Inuyama-shi,AICHI
撮影
Nacåsa & Partners / 繁田諭
平面図