NOTES
名古屋の栄、久屋大通沿いに建つ明治安田生命名古屋ビルの12階〜14階の3フロアを使って中古車販売会社ネクステージ の本社オフィスをデザインしました。
「劇場型オフィス」 +「MORE Communication」
ネクステージ =「next」+「stage」=「新たなる」+「舞台」を表現する。
オフィスを劇場と見立て、働く人を主人公に...常に見られることで意識を高めることのできるオープンマインドなオフィスは今までのオフィスの常識を打ち破る「劇場型オフィス」。オフィスのONとOFF 、集中と緩和を情緒的に(五感を使って)区画することで物理的な障壁を取り払い、様々な場面で頻繁な対話を誘発するデザイン(仕掛け)でコミュニケーションを高めアイデアの活性化を図る「MORE Communication」。
12F 本社オフィス
北側のオフィスエントランスはネクステージの企業理念を表現するサインとして大きく開かれており、東西の共有壁をガラス張りにする事で光を充満させるファサードとしています。オフィス内の外部に接する東西南北のガラス面は瞬間的なコミュニケーションを誘発する場所として各部署の特性を生かした様々なデザインの打ち合わせスペースとし、中央に集中する事務エリアを設けています。共通エリアから直接アクセスできる会議室、中央通りに面した会議室は、ガラス張りで見通しが確保されると共に調光フィルムによって必要に応じてプライバシーを確保することができます。またパーテーションで区切ることで使用人数も可変します。窓際の形状を利用した公聴席、テーブルやホワイトボード、モニター、Webカメラ等は全て可動式になっており、電源も至る所から確保できる事で、開発チームの人数や内容の多様性に柔軟に対応できる仕組み作りをしています。お客様をお迎えしてまず目に入る位置に東西からの光を取り込んだリラックスルームは、自由で明るく快活的な社風イメージをプレゼンテーションします。ダイニングとリビングの様にバーカウンター、小上がりの様なソファー席、テーブル席など視線に高低差を設けて様々な気分によってコミュニケーションが図れるシーンを作り出しています。
13F セミナー室
本社機能の一部を東西の窓際に設置する事で、本社機能を補完しています。共有部分の壁面はガラス張りとし、共有部分であるファサードに対しても光を届けさせて明るいイメージを創ります。本社のオフィス空間同、外部に接する東西のガラス面は瞬間的なコミュニケーションを誘発する場所として各部署の特性を生かした様々なデザインの打ち合わせスペースとし、中央に集中する事務エリアを設けています。セミナールームは、外部と接する窓面に収納を設置する事で外光をシャットアウトし、集中できる環境を作ります。柱間を利用し4分割した部屋は様々な用途によって収容人数を可変させることできます。また演台に対して遮蔽物となる柱は、ミラー張りのモニター(モーショングラフィックス)を設け機能を持たせることで、その存在感を無くします。
14Fコールセンター
本社機能の一部を東西の窓際に設置する事で、本社機能を補完しています。
SPECIFICATIONS
- WEBSITE
- https://www.nextage.jp
- 所在地
- 〒460-0004 愛知県名古屋市中区新栄町1丁目1番地 明治安田生命名古屋ビル
460-0004 Meiji Yasuda Seimei Nagoya Building 14th floor 1-1, Shinsakaemachi, Naka-ku, Nagoya-shi, Aichi Meiji Yasuda Seimei Nagoya Building - 撮影
- 繁田諭写真事務所/繁田諭
- 平面図