Amorphous 非晶質の家

Amorphous House

京都の別荘「W」

Private villa in Kyoto「W」

PHOTO : wheel 村上 登志彦

NOTES

非晶質は、結晶物質のように原子や分子が規則正しい配列をとらず不規則な配列をしている固体物質のことを言います。
結晶するということは、構成する分子構造が規則正しい配列で立体的に並ぶことで、構造に秩序がある反面、結晶の界面で光が反射され緻密な結晶ほど透視性は失われていきます。
つまり結晶化は光は通すけれども透視性がなく、向こう側が見えるためには結晶化していない「非結晶(非晶質とも言う)」が条件です。
液体の分子は結晶格子を立体的に構成していない非結晶で、ガラスは構造的にはこの液体のままです。
結晶を持たない液体が粘度を増し、常温で固体化しているものがガラスです。従ってガラスは結晶構造を持たず、この固体の状態を「アモルファス」といい、ガラスの基本的な性質と理解されています。

SPECIFICATIONS

竣工
2024年8月 9日
設計
辻村 久信 吉田 沙穂
協力
照明計画 ウシオライティング 山田 隼人
     遠藤照明  岩佐 果純
ソファ  NORTH LAND DESIGNS. 伊藤 浩平
ダイニングチェア knot 栗山 文孝
施工
三信工務店 中里 壮太
撮影
wheel 村上 登志彦
工事種別
改修
用途
住居
計画面積
111.2㎡
工期
2024年2月27日〜2024年8月 9日
施工協力
照明器具 ウシオライティング 山田 隼人
家具   アスプルンド
ガラス  中日ステンドアート 
マテリアル
床  t10mm. 400角磁気タイル、ウールレックス
壁  PBt12.5下地、400角磁気タイル、PBt12.5下地 塗装仕上
天井 PBt12.5下地塗装仕上