MALEBRANCHE ASTY
埒庵 ratsuan
「埒」とは境を表す言葉で、古くは馬場の周囲の柵を指す意味から、鉄道用語で駅とりわけ改札の内側を表している言葉である。
京に来る人、京を発つ人、人の行き交う駅、埒の庵で一服の茶を興じる。予感と記憶、その狭間で夢に思いを馳せる「休止符」のような時間。