NOTES
romanforest ロマンの森
幹線道路沿いの風景の中に突然現れる森の形状が新たなサインとなる。 日常の直ぐ側にある非日常の世界。 上洛の玄関口として、車客に特化したショップ。 優雅さと合理性。美味しいお菓子の提供は勿論のこと、お菓子のシズル、美味しい情報、楽しいパッケージといったコミュニケーションデザインや、買いやすさや居心地に配慮したスペースデザインなど、ロマンの森の空間全体を通して『おいしい・たのしい・ここちよい』を物語化する。
そこで大切なのが変化や成長といった『時間』をコンセプトとする体験。
大きなロマン君のオブジェに驚き、ガレージからお店に入るまでのアプローチにワクワクし、店内に入るやいなや、お菓子の森の『ケーキワクワクスイッチ』にときめいて、ケーキやクロワッサンやドリンクを注文してカフェで語る。お持ち帰りのケーキやお土産を選ぶ人、広場で戯れる子供達、絵本をめくるカップルなど、それぞれの時間が自分たちのペースで流れていく。
ロマンの森にある什器も、商品やイベントに合わせ自由に変化ができる『時間』がコンセプト。
動く屋台のように移動する什器や、まるで蚤の市で掘り出し物を探すような什器など、多様な売り場がドキドキを繋いでくれる。
大きな森の空間の中に成長するいくつもの木々のように、それぞれの売り場が変化という時間軸の集合体で空間を構成していく。
マーチャンダイジングもサービスもパティシエ達のものづくりも、全てが『時間』をコンセプトに見える化されていく。
SPECIFICATIONS
- WEBSITE
- http://www.malebranche.co.jp
- 所在地
- 〒607-8134 京都府京都市山科区大塚北溝町30番地
30 Otsukakitamizocho, Yamashina-ku, Kyoto City, Kyoto 607-8134 - 撮影
- wheel 村上 登志彦
- 平面図