NOTES
光暈(こううん)/ ポップな和空間
京都で最も建物の外観に対する規制が厳しい伝統的建造物群保存地区・歴史遺産型美観地区にあたるこの地区では、 伝統的な街並みに倣ってその制限の範囲内でブランドのイメージを表現することが必要です。
伊藤軒/SOU・SOU清水店 では、伝統的な木造建築のファサードをできるだけ広げて内部空間が良く見えるようにした上で、既存の構造を胡粉の様な白い塗装で着色し、更に最小限の日本の自然素材で明度が高く彩度の低い「白い素材」ばかりを使って空間を伝統的な手仕事の技で創り 印象的で奥行きのある柔らかな光に満ちた明るい和の空間を創りました。伝統的な木造建築とインテリアデザインが光暈ハレーションを起こしたような眩しさでブランドの視認性を高めます。裏の坪庭のデザインは、"SO-SU-U"がある視点からだけ平面(二次元)のテキスタイルデザインの原画に見えるようにした立体的表現です。
※光暈=Halation(ハレーション)強い光が当たった部分が白くぼやける現象
SPECIFICATIONS
- WEBSITE
- https://www.kyoto-itoken.co.jp
- 所在地
- 〒605-9862 京都府京都市東山区清水3丁目315
3-315 Kiyomizu, Higashiyama-ku, Kyoto 605-9862 - 撮影
- 下村写真事務所 / 下村康典
- 平面図